登山 北海道の山
2008年05月15日
私の足跡 9 伊吹山と北海道の名峰 利尻山・旭岳
2000年5月21日
伊吹山の高山植物を見に、伊吹山に久方ぶりに登山したが、天候が悪く、視界も利かず、ゆっくり観賞できなかった。
2000年8月13~17日
K氏 D氏の3人で北海道の名峰へ
昨年は、本邦最南端の九州の最高峰・屋久島の宮之浦岳に登頂したので、今年は、最北端の北海道の最高峰・旭岳へ登頂したくなった。
一日目
11時に関空発の飛行機なので、7:30に家を出ると、難波で3人がばったり出会う。途中、機内から見た鳥海山が魅力的だった。稚内に着き、フェリ-で利尻島へ。しばらくすると、目指す利尻山が見えてきた。海岸からスット立っているその姿の逞しさと美しさに感動した。この利尻山への登頂を選んだ理由は海抜0mから標高1721mの頂上まで一日で往復できるという魅力にひかれた。
我々と同じように利尻山を目指すグル-プもいて、グル-プの人達とも互いに語り合った。鴛泊港着、17:10.
旅館に入り、明日からの準備をする。
二日目
5時前に宿を出発。早朝なので涼しく、ピッチを上げる。百名水の一つ・甘露泉で美味しい水を飲む。最初は樹林帯だったので暑くはなかったが、途中樹林帯を過ぎると暑くなる。長官山付近までくると、直接太陽の光を真上よりうけるようになり、水分がどんどん奪われる。今日の日程は、ハ-ドなので荷物を少しでも軽くして行こうと思い、水分の量を少なくした。この判断が正しかったかどうか。
長官山からの眺めは素晴らしかった。礼文島や宗谷岬は見えたが、北方領土は霞んでいて見えなかった。そこを過ぎると、避難小屋があった。この付近は傾斜はゆるかったが、頂上が近づくと、傾斜がきつく、砂地で登るのに苦労した。
11時過ぎ,登頂(1718m)。視界は良かったが、北方領土までは無理だった。
12時前 下山開始。しばらく、下りにも苦労する。相変わらず天気はよく、日差しが強い。水分の不足がこたえてくる。水場の甘露泉水の所までと思うが、身体が思うように行かない。休憩で座ると、眠くなり耐えられない。K氏も同じ症状。D氏たまらず、一人で下山し、水をもって上がってきてくれた。その水をもらい、しばらくすると体調もよくなり、やっと助かり、宿舎に無事下山。水不足が大変なことになると身をもってわかった。D氏に感謝。感謝。
三日目
早朝のフェリ-で稚内へ。途中、船上から振り返ると思い出深い利尻山がだんだん小さくなって行く。「いろんな思い出をくれてありがとう」と心の中で叫んだ。かもめが利尻島から稚内まで飛びながら見送ってきてくれた。
稚内でレンタカ-を借り、日本の最北端・宗谷岬へ。そして、一路旭川を経て、宿舎の層雲峡へ。 昨日、利尻山での水不足でへばったので体調を心配し、もし、体調が戻らなかったら、明日の登山を中止し、別行動をとるつもりだったが何とか回復し、大雪の縦走もできそうになった。
四日目
宿を5時半に出発。ロ-プウェイ・ゴンドラの一番に乗るため、乗り場で朝食を採る。8:00登山開始。ガスもとれ、視界がよくなる。9:30に黒岳の頂上へ。
晴天になってきた。一昨日のこともあるので、高価な飲料水を山小屋で買い足す。。
そこからは、たいしたアップダウンもなく、約2000mの雲上の空間を前方には間宮岳を、右手には北鎮岳を、左手には北海岳を振り返れば黒岳を眺めながら、空は雲ひとつ無い真っ青、足元に目をやれば、高山植物に心身ともに、癒されながら、快調に進む。火口跡のお鉢が、左手に見えてくると硫黄の匂いもしてくる。暫くすると、高台で、北大生がカメラを並べて、熊の調査と観察をしていた。間宮岳までの雲上の散歩道の途中で、昼食。札幌の夫婦にキュウリをもらう。生野菜で美味い。山の話をしたが、中部地方は遠いので、アルプスは1回だけだ。私達に羨ましいと言っていた。
ここから、一旦高度を100mほど下り、200mほど登り返し(キュウリをくれた夫婦の話では、このキツイ登りは2度と登りたくないと言っていた)はさすが厳しかったが、北海道の最高峰・旭岳(2290m)の頂上へ。 14:00着。 頂上からは、忠別岳・白雲岳・間宮岳などの名峰が雄姿を見せてくれていた。
まだ、未練があったが、頂上を後にした。その下りは、ゴロゴロした火山礫で覆われた急坂で約2時間かけて、姿見の池へ。途中、噴気孔から硫黄の噴煙がたくさん上がっていた。火山の雰囲気が残っている。
旭岳温泉の湧駒荘へ、(16:30)。一昨日の悪夢を心配していたが、無事下山することが出来た。感謝。感謝。
五日目
飛行機の出発時刻まで名所見学に。
最初は、天人峡の羽衣の滝を見学。
次に、拓真館で素晴らしい写真を見る。
次は、バッチワ-クの素晴らしい美瑛へ。
セブンスタ-の木とか親子の木とかがあった。
最後に、富良野へ。
富田ファ-ムでラベンダ-を見た。
十勝岳が頭を見せて、我々の登山を待っている様だった。
空港で、2山の登頂と5日間の無事を祝して、ビ-ルで乾杯。
機上より、鳥海山がすばらしい姿を媚するように見せていた。
16:40発の飛行機で。帰宅、21時。
伊吹山の高山植物を見に、伊吹山に久方ぶりに登山したが、天候が悪く、視界も利かず、ゆっくり観賞できなかった。
2000年8月13~17日
K氏 D氏の3人で北海道の名峰へ
昨年は、本邦最南端の九州の最高峰・屋久島の宮之浦岳に登頂したので、今年は、最北端の北海道の最高峰・旭岳へ登頂したくなった。
一日目
11時に関空発の飛行機なので、7:30に家を出ると、難波で3人がばったり出会う。途中、機内から見た鳥海山が魅力的だった。稚内に着き、フェリ-で利尻島へ。しばらくすると、目指す利尻山が見えてきた。海岸からスット立っているその姿の逞しさと美しさに感動した。この利尻山への登頂を選んだ理由は海抜0mから標高1721mの頂上まで一日で往復できるという魅力にひかれた。
我々と同じように利尻山を目指すグル-プもいて、グル-プの人達とも互いに語り合った。鴛泊港着、17:10.
旅館に入り、明日からの準備をする。
二日目
5時前に宿を出発。早朝なので涼しく、ピッチを上げる。百名水の一つ・甘露泉で美味しい水を飲む。最初は樹林帯だったので暑くはなかったが、途中樹林帯を過ぎると暑くなる。長官山付近までくると、直接太陽の光を真上よりうけるようになり、水分がどんどん奪われる。今日の日程は、ハ-ドなので荷物を少しでも軽くして行こうと思い、水分の量を少なくした。この判断が正しかったかどうか。
長官山からの眺めは素晴らしかった。礼文島や宗谷岬は見えたが、北方領土は霞んでいて見えなかった。そこを過ぎると、避難小屋があった。この付近は傾斜はゆるかったが、頂上が近づくと、傾斜がきつく、砂地で登るのに苦労した。
11時過ぎ,登頂(1718m)。視界は良かったが、北方領土までは無理だった。
12時前 下山開始。しばらく、下りにも苦労する。相変わらず天気はよく、日差しが強い。水分の不足がこたえてくる。水場の甘露泉水の所までと思うが、身体が思うように行かない。休憩で座ると、眠くなり耐えられない。K氏も同じ症状。D氏たまらず、一人で下山し、水をもって上がってきてくれた。その水をもらい、しばらくすると体調もよくなり、やっと助かり、宿舎に無事下山。水不足が大変なことになると身をもってわかった。D氏に感謝。感謝。
三日目
早朝のフェリ-で稚内へ。途中、船上から振り返ると思い出深い利尻山がだんだん小さくなって行く。「いろんな思い出をくれてありがとう」と心の中で叫んだ。かもめが利尻島から稚内まで飛びながら見送ってきてくれた。
稚内でレンタカ-を借り、日本の最北端・宗谷岬へ。そして、一路旭川を経て、宿舎の層雲峡へ。 昨日、利尻山での水不足でへばったので体調を心配し、もし、体調が戻らなかったら、明日の登山を中止し、別行動をとるつもりだったが何とか回復し、大雪の縦走もできそうになった。
四日目
宿を5時半に出発。ロ-プウェイ・ゴンドラの一番に乗るため、乗り場で朝食を採る。8:00登山開始。ガスもとれ、視界がよくなる。9:30に黒岳の頂上へ。
晴天になってきた。一昨日のこともあるので、高価な飲料水を山小屋で買い足す。。
そこからは、たいしたアップダウンもなく、約2000mの雲上の空間を前方には間宮岳を、右手には北鎮岳を、左手には北海岳を振り返れば黒岳を眺めながら、空は雲ひとつ無い真っ青、足元に目をやれば、高山植物に心身ともに、癒されながら、快調に進む。火口跡のお鉢が、左手に見えてくると硫黄の匂いもしてくる。暫くすると、高台で、北大生がカメラを並べて、熊の調査と観察をしていた。間宮岳までの雲上の散歩道の途中で、昼食。札幌の夫婦にキュウリをもらう。生野菜で美味い。山の話をしたが、中部地方は遠いので、アルプスは1回だけだ。私達に羨ましいと言っていた。
ここから、一旦高度を100mほど下り、200mほど登り返し(キュウリをくれた夫婦の話では、このキツイ登りは2度と登りたくないと言っていた)はさすが厳しかったが、北海道の最高峰・旭岳(2290m)の頂上へ。 14:00着。 頂上からは、忠別岳・白雲岳・間宮岳などの名峰が雄姿を見せてくれていた。
まだ、未練があったが、頂上を後にした。その下りは、ゴロゴロした火山礫で覆われた急坂で約2時間かけて、姿見の池へ。途中、噴気孔から硫黄の噴煙がたくさん上がっていた。火山の雰囲気が残っている。
旭岳温泉の湧駒荘へ、(16:30)。一昨日の悪夢を心配していたが、無事下山することが出来た。感謝。感謝。
五日目
飛行機の出発時刻まで名所見学に。
最初は、天人峡の羽衣の滝を見学。
次に、拓真館で素晴らしい写真を見る。
次は、バッチワ-クの素晴らしい美瑛へ。
セブンスタ-の木とか親子の木とかがあった。
最後に、富良野へ。
富田ファ-ムでラベンダ-を見た。
十勝岳が頭を見せて、我々の登山を待っている様だった。
空港で、2山の登頂と5日間の無事を祝して、ビ-ルで乾杯。
機上より、鳥海山がすばらしい姿を媚するように見せていた。
16:40発の飛行機で。帰宅、21時。