小豆島遍路の旅
2012年07月15日
私の足跡 114 小豆島八十八ヶ寺遍路 7
私の足跡 114
小豆島八十八ヶ寺遍路 7
最終回の二日目(最終日)
7 月 5 日
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昨夜の宿の「かつや旅館」 この裏は砂浜の海岸でもうすぐすると夏の海水浴場で賑わう事でょう。
かつやさんには車で送ってもらったり、忘れた杖を送ってもらったりと大変お世話になりました。
この旅館の特徴は 絵皿がたくさん並べていた。また 石臼の石を収集していること。
昨日 頑張って 81番恵門ノ瀧を打ち終えているのと雨も降っているので、予定よりゆっくりとして出発。
次の吉田庵までは 雨が降ったり止んだりしているので山越えではなく、安全のため 海岸線の県道を通る。
ここだけではないが 石の採掘の為 自然破壊がひどい 早く回復させてほしい。
瀬戸内の海は 静かに凪いでいた。
吉田の町から吉田庵は少し入った所にある。
吉田庵
途中から見える吉田ダムの堰堤が下から見るのですごく迫力がある。
ここから福田庵までは 山道を通っての遍路道もあるが、雨も時々降るので県道を通る。
相変わらず海は凪いでいる。
石切り場の跡で 自然破壊が進んでいる。
83番福田庵 福田の町から20分ほど山手にある。途中 道を尋ねた80代の女性「大阪からきたのかね」と聞くので「いいえ 和歌山です」と答えると 「へー そんなに遠い所から・・」と言われた。大阪は近いが 和歌山はとても遠いと思っているのかと感じる会話だった。
84・85番 雲海寺 本地堂 スゴイ立派なお寺です。
さすが 石の町 小豆島 石垣の石は全て花崗岩 すごーいと思った。
本地堂で納経。 納経は2ヶ寺をここでしてもらう。
86番 当浜庵
県道を南下していると 「石彫のまち」の標識がある。通りにはたくさんの作品を並べて通りがかりのひとの目を楽しませてくれている。
87番 海庭庵 相変わらず雨が降ったり止んだりしている。しかし、気温が低いので助かる。
海庭庵の近くの2体の地蔵さん。
この近くで 大阪城石垣切丁場跡の標識があり、何ヶ所かの石切り場があったらしい。
上の石切り場の一つ 八人石苑路がある。雨の為 ゆっくり見学は出来なかったが、昔の石切り場の作業跡が残っているらしい。石を運ぶ途中 8人の人夫が石の下敷きになって死亡するという事故が起こったので 八人石苑路の名があるという。延長240mで 数十個の残石があるという。(上の地図の四角い白い図)
南風台 名の通り南洋の雰囲気がある。雨のふりがひどくなる。
やっと 結願の寺 88番 楠霊庵に到着。四国の結願の寺 88番大窪寺での「やった~」という思いにはなれない。やはり、四国の苦しさの方が強かったのかなと思う。そして、最後の寺だが、庵で年配の女性が居るだけ。そして、庵だから朱印もない。
でも、お茶の接待をいただき、帰りの福田までのバス待ちまで話をする。
境内より 東を見ると海が見える。小さな漁村である。雨が止みました。
橘の88番 楠霊庵よりバスで福田港に到着。待合室で待っていると年配の女性から「珍しいものをあげる」と言って、下の写真のようなオリーブの葉っぱを頂く。
上は普通の葉っぱ。下は滅多に見られないハートの葉っぱ (若い人に人気があるそうです) 私には似合わないがありがたく頂く。 結願の日にもらえるとは 何か良い事が起こりそうなので大事にしょうと思う。
福田港を15時30分のフェリーに乗り、思い出の小豆島を後にした。お客は15人位 車6台 帰りもゆったり。
本日の徒歩数 32250歩
小豆島歩き遍路を終えて
小豆島の面積は153k㎡ 海岸線126km 瀬戸内海で2番目の大きさである。
今まで 小豆島と言えば 24の瞳の学校 オリーブ・醤油・そうめんの町との印象だったが石切り場の印象も強く残った。
遍路道は徒歩距離約160kmと短いが 平坦地が少なく国道 県道 その他の道も勾配があり激しく 厳しいコースだったが道しるべがあり(四国より少ない)、「おへんろ路案内図」をたよりに歩いたので道を間違えたのは2度だけ。地元の人も道を尋ねると親切に教えてくれた。中にはついてきて教えてくれた人もいました。ほんとうにありがとうございました。
この小豆島は 1000年以上の前 弘法大師が生国(讃岐)から京都への上京時 帰郷の道すがら ここに立ち寄り山野を徒渉され 修行された霊場です。88ヶ所の本霊場に加え 6ヶ所の奥の院を含めて94ヶ所からなっている。(このうち寺院霊場 30 山岳滝霊場 14 堂庵 50)
殊に山岳滝霊場は その幽玄・静寂の佇まいは優れた風光に恵まれ、まさに悟りの道であった。
この旅で 四国遍路一人歩きもそうだったが、困った時に お大師さんに出会って助けてもらったと思われることがありました。感謝しています。
合掌
小豆島遍路の次は 葛城修験道28宿を歩くを書きます。
2012年07月01日
私の足跡 113 小豆島八十八ヶ寺遍路 6
私の足跡 113
小豆島八十八ヶ寺遍路 6
最終遍路(三度目) (最後の小豆島遍路)
1日目 7 月 4 日
地図をクリックすると拡大します 地図だけでなく、写真もクリックすると拡大します
今回は 相棒の都合で一人遍路(但し お大師さんとの同行二人)をすることにした。
当初は 梅雨空になる前の涼しい日と思っていたが 自分の予定と天候とは会わず7月になってしまった。
今までと同じように 行く時は 神戸発を夜中の1時発の夜行船にする。
12時過ぎ 接岸。12時半乗船開始。
但し 気温も高くなってきたので 寝具のいらない一般の和室で他の客と雑魚寝をすることにした。
曜日と時期なのかラッキーなことに前回 前々回と比べて2等和室の大きな枠の中に2人だけ(こんな状態ばかりだと企業の儲けが心配) お客にとってはラッキーだった。例の通り 般若湯を頂き 翌早朝の6時までぐっすり。
予定通り 坂出港に7時10分着。バスで東蒲生駅に8時前に着く。
前回 都合でお参りしていない40番保安寺 41番佛谷山 42番西ノ瀧にお参りしてから 前回からの残りの寺を二日間で全て終える計画です。
40番保安寺に 8時過ぎにに到着。大きな寺だった。今回初めての寺なので 今回の遍路歩きも無事に終えれるように 丁寧にお参りをした。
ハスの花が咲き誇り 私を待っていてくれた。
納経に関わってくれた人は 人柄が良く 遍路さんを心よりいたわってくれた。そして、最後に冷たい缶ジュースを頂く。この時期 冷たい飲み物のお接待は何よりのご馳走。感謝・感謝
これから山中の山岳霊場の2ヵ寺をお参りするので 参拝に関係のない荷物を預かってもらう。
そして 最小限の荷物を持ち、2km弱の山道を駈け上り 41番佛谷山へ。
早速 岩肌の山道を登ることになる。これも修行の一つと四国参りの時から思いこんでいるが辛いことだ。
途中より これから登り お参りするお寺が見える。目標が見えるとうれしいやらまだあそこまで歩くのかと思うとガッカリ。
途中より車道と合流した。道の登り傾斜が緩くなるが木陰がなくなり太陽の光が当たり暑くなり、辛くなってきたが 道端に含蓄のある言葉の札が立ててくれていたので読みながら進む。
ヤット境内到着かと思えどまだ到着ではない。
やっと 本堂に到着。下方を見れば標高が高くなっている。よく頑張ったと自分を褒める。
41番佛谷山 本堂にお参りさせてもらう。
そして 1km弱の岩場のある道を慎重に進み、42番西ノ瀧へ。
石灯篭の立ち並ぶ42番西ノ瀧に到着。
境内から池田港方面を望む。この寺の標高が高いのが良くわかる。(約250m)
(2番霊場 碁石山は約330mで一番高い。)
本堂へお参りに更に登る。
本堂でお参りする。山の中なのでお猿の被害があるらしい。
お参りの後、標高約250mから標高約0mの荷物を預けていた40番保安寺に戻ると先ほど納経をしてくれた人は庭の掃除をしていた。休憩をと言われたが、急ぐので 荷物をもらい、急いで土庄の町中へ。
ギネスブックに載っている「世界最狭の海峡」を見て、前回食事をした所だが店を変えて 昼食を済ませ、75番大聖寺へ向かう。
途中 大きな観音様に迎えてもらう。
75番 大聖寺に到着。
大きな寺で 落ち着いた雰囲気のある古刹だった。ここでも 納経時に冷たい缶ジュースをお接待していただく。気温も上がっていたので有り難くいただく。感謝 感謝
帰り道 お寺の犬かどうかわからないが見送ってくれているのか、暑くてへばっているのか?
そして、次は76番奥の院三暁庵へ。
76番奥の院三暁庵では 男性がいてくれていて冷たいお茶を頂く。暑い時期は冷たいものはありがたい。
次の寺まで約2kmあるが 途中ショートコースのゴルフ場があったが お客はいなかった。
プレーしたくなったがどうすることも出来ない。次の機会を待つことにする。
丁字路で右 歓喜寺へ。左 76番金剛寺への標識がある。
歓喜寺では 朱印に関わった人は 耳が遠かったのか 昼時だったからか無愛想だった
次の寺への途中 宝筺印塔(室時代末期作)と家形乱塔(江戸時代初期作)の石像があった。
76番金剛寺へ。
1km強離れた番外藤原寺へ。藤原寺では 留守の為 自分で朱印を捺す。お金は賽銭箱へ。
「大阪城築城残石」・・・・という立て札が前回もあったが明日歩く所には数え切れないくらいある。
約2km 離れた78番雲胡庵へ。庵としては規模の大きな寺だった。
県道に出て、道の駅「大阪城残石記念公園」に立ち寄る。1600年代 徳川幕府による大阪城の石垣大改修のため数多くの花崗岩が島に残されている。この公園だけでも50個ぐらいはある。こんなのが 小豆島にはたくさんある。
川や海の水上はこのように木組みの上(いかだ)にのせて運んだ。
約4km強 離れた79番薬師庵へ。
そして 1km強で 本日最後の寺 80番観音寺へ。
大きくて 新しくて立派なお寺だった。
お大師さんの幼少の頃の像「稚児太師」
お参りを済ませるとお寺の方が 「おうどんを接待させてもらっていますがいかがですか」と聞いてくれたので 夕方でお腹も空いていたので遠慮なく頂きました。
このお接待を始めたいきさつが上の写真に書いてあるが 度々の災難にあったが地元の人や遍路さんの助けて頂いた恩を忘れないためと書いてある。心のこもったお接待で心身ともに暖かくなった。ありがとうございました。
計画より少し早く済ませたのと 明日の天候を考えて(うどんも頂いたし) 本日中に難所 81番恵門の滝を済ますことにする。
本日の遍路宿 「かつや旅館」
不要な荷物を 旅館に預け、荷物を軽くして 途中まで宿の車に乗せてもらい、約2km強の坂道を登った。
最後の約4~500mは階段だったように思う。
まだまだ続く 石段。
石段を登りつめると鎖を使って登る。
最後まで登りつめると山中とは思えない立派なお寺が現われた。岩に張り付いている感じ。
入り口を入り 階段を登ると 洞内に祈祷所等がある。
私一人だったが二人のお坊さんがよく頑張って来てくれたと喜んでくれた。それで 護摩木の使っての祈祷をしてもらうことにした。心身健康をお願いした。太鼓の音が洞内に響き渡り 厳かに般若心経を唱える声で 私の心もスッキリしだし 約10分ほどだったが 本尊の怖い顔をした不動明王の顔を見ているとだんだん優しい顔立ちになって来たように感じた。私の願いを聞いてくれているように感じた。
本尊の不動明王
洞内の見学 勝だるま
帰りは 雨も降りだし 徒歩道は石が滑って危険なので 車道を通って帰った。宿に着いたのは6時頃だった。
早速 風呂に入り 7時まえより夕食を頂く。勿論 般若湯も頑張った分余計に頂く。
野球 ソフトバンク今日も負けた。
本日の歩数 35210歩
2012年06月15日
私の足跡 112 小豆島八十八ヶ寺遍路 5
私の足跡 112
小豆島八十八ヶ寺遍路 5
最終日 5月2日
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今日の予定は 午前中は 土庄港の南の半島にある7ヶ寺を(一周約15kmの距離)歩き、午後は西端の寺5ヶ寺を歩きます。
宿舎 6時半朝食 7時出発。
上の写真のように入り混じった迷路の町の中をマップと町の人を頼りに通る。これは 海賊や海風を防ぐために意図的につくったと言われている。
7時半 58番西光寺に到着。大きな境内のお寺だった。
そして 58番の近くに奥の院「誓願の塔」があった。
次は 2km強を歩くと甘露庵に到着。8時半
長い階段を登ると4人の婦人が庵のお掃除をしていた。いろいろ話を聞かせてもらい 帰りにお接待だと言い、お手製の品を頂く。それに、お茶とお菓子も頂く。感謝・感謝
この時期 境内に藤の花が見事に咲き誇り 私達を迎えてくれていた。
海岸近くにある60番行基菩薩が開いた「江洞庵」に参拝。弘法大師作と伝わる弁財天が祀られていた。
しばらく歩くと 上の札があった。この山から切り出し 大阪までの運搬等を考えると大変だっただろうと思った。
約3km歩くと 61番浄土寺に到着し、参拝。落ち着いた雰囲気のお寺だった。
ここから 次の寺までは4.4kmある。気合いを入れて歩きだす。
車の通る道を 坂道を上ったり 下ったりしてやっと上の標識が見えて来た。
ここは 62番大乗殿と63番蓮華庵が並んであった。
総本院「小豆島霊場」に到着。
立派な建物だった。昼休みだったのか 人はいなかった。
最後に 64番松風庵に到着。
参拝後 午前中の予定が終わったので昼食を「うどん」と決めていたので土庄の町の「うどんや」へ急ぐ。
昼食後 午後の遍路歩きを始める。
最初は 70番「長勝寺」に参拝。納経帳はおかみさんだったが、すごく丁寧な応対をしてくれ、疲れも吹っ飛ぶ感じがした。(ある寺のおかみさんとは 雲泥の差だねと友と話す。)
そして 次の寺までの道を確認しただけなのに 門まで出て案内をして見送ってくれた。
長勝寺の全景
おかみさんが見送ってくれた鐘楼つきの門。
次の寺までは、約1.5kmだが峠越えで時間が意外にかかった。
69番「瑠璃堂」は海岸近くの集落にあった。
次は 67番「瑞雲寺」だが、マップを見て道を確認していると通りがかりの婦人が
「瑞雲寺」なら一つ手前の道を行くと近いですよと声をかけてくれた。何とラッキーなことと友と喜ぶ。
次の寺は 68番「松林寺」です。大きな寺で新しくて立派な寺だった。
石段下に到着。
鐘楼があり、お鐘をついてお参りをする。
本堂は大きくて 立派だった。また、庭も手のこんだ庭園だった。
バスでの団体遍路さんの帰る時で ゆっくりお参りすることができた。そして、54番での納経印は留守で この68番でもらってくださいと書いてあったのでこの寺で納経印をもらう。
寺の人は すごく親切な応対をしてくれた上に お接待として 二人に1000円を頂く。感謝。感謝。
本日の最終寺は 66番「等空庵」です。今日の打ち止めの寺だったので無事終えれたことと そして 特に今日はいろいろと良き事が多かった日だったのでお祈りも丁寧にして 帰路につくため土庄港に向かう。
帰路は前回と変え 土庄港発 岡山経由で帰ることに計画をたてた。
港に着くと また、ラッキーなことに予定より一つ早い船に乗ることができ、家にも早く着くことが出来た。 今日は 良きことがたくさんあった。遍路のお陰と思いながら一日を終え 二泊三日の遍路も無事終えた。
本日の歩数 32588歩
2012年06月01日
私の足跡 111 小豆島八十八ヶ寺遍路 4
私の足跡 111
小豆島八十八ヶ寺遍路 4
二日目 (5月1日)
6時半 朝食。
7時に 宿の主人に送ってもらい、昨日の続きを歩く。連泊の計画だから余分な荷物を預けて必要最小限の荷物で出発。
急坂を登り、しばらく歩くと 43番浄土寺に着く。
浄土寺の本堂。
浄土寺の近くの 45番地蔵寺堂に着き参拝。
湯船山 蓮華寺へ向けて 歩く。
約1km(約30分)で 44番湯船山に参拝。
下の説明のように この付近には巨木が多い。
5月1日だが、暖かいからか田植えの準備をしている千枚田の広がる風景を見ながら 約1.5km先の栂尾山に坂道を進む。
栂尾山に到着。お堂はこの入り口を入った所。
栂尾山 本堂
参拝を終え、次の寺への道です。相当 標高の高い所を通っていることが分かる。
急坂を下り 集落に入ると 48番 毘沙門堂に到着。
多聞寺に到着。
地下道を通って行くと本堂前に出る。
本堂です。
小豆島 大観音像が遠くに見える。
多聞寺を出て 約2kmで円満寺に到着。
本堂では、年忌の法要を行っていた。湯茶接待の出来る所が設けてくれていたので 湯茶を頂いていると女将さんが桜餅を持ってきてお接待をしてくれた。 早速 ご馳走になる。感謝。感謝。
円満寺から救世堂までは約1kmだが車の交通量が多く 登り坂ですごく長く感じた。
72番滝湖寺に到着。
広大な寺で ゆとりの持てる感じの寺だった。でも 寺は留守で納経印をもらえなかった。
いよいよ小豆島八十八ヶ寺の最大の難所と言われている72番奥の院笠ヶ滝への登りに取り掛かる。
72番奥の院笠ヶ滝が遥か山腹に見える。
車道は近くをジグザグに登っているが、徒歩道は石段にして直線的に登っている。幾段あるのか数えきれなかったがとても長かった。
途中 車道の終点で徒歩道と合流し、そこからは一段と険しい道になる。
最後は このくさりを頼りによじ登る。
最後は 真っ暗な洞穴を通り、本堂に出てお祈りをする。横の岩の壁面には 仏像を刻んで立てている。
本堂から見た下の景色(標高約250m)。瀬戸内海は静かで美しかった。この景色を眺めながらの昼食(コンビニで買ったもの)は一段と美味しかった。12:10
途中 一般の遍路のルートとは違い、これより寄り道をして先に71番滝の宮堂を打つことにした。
途中 たくさんの仏様に見守られて遍路道を歩く。
そして、途中より手すりのついた急坂を下りて、人家のある所に到着。途中で近道を教えてもらったので道が分からなくなり、人を探したが見当たらず(どこの遍路道を歩いても同じだが)
に困っていると耳の遠い老婆に出合い聞くことができ、その通りに歩いていったが方向が逆で往復で約1時間程の時間のロス。
やっと辿り着いた滝ノ宮堂。
本堂より、梵鐘が立派な建物だった。
順路を変えていたのでこの寺の納経は次回の遍路の寺でしてもらう。
今度は 急登の遍路道を通り、先程の72番奥の院笠ヶ滝へ戻ることにした。
笠ヶ滝からは 岩場の急坂を下る。
先ほど納経をもらえなかった72番滝湖寺に寄る。
今度は在宅で 無事納経をしてもらえた。
滝湖寺から先ほどお参りした笠ヶ滝を望む。(灯篭の先端)
これから車の通りの多い県道を通り、約1.5km先の東林庵までもくもくと歩く。
49番 東林庵 14:32 民家の近くで苦もなくお参りできた。
東林庵 本堂
50番 遊苦庵
地元の人々に尋ねながらの旧八幡宮だった。
この寺にも 巨木があった。次の宝生院の真柏。
巨木からしばらくで 54番宝生院に到着。
ここの近くにに51番宝幢院が隣接。
墓地の近くを通って 55番観音堂へ。
ここから次の寺へは 距離が短いが急坂を上がることになる。
56番行者堂に到着。16:10
行者堂から見える景色。 標高が上がっているのがよく見える。
ここから 山を下り、40分かけて最後の寺に向かう。途中 自転車に乗った小学生達がいたので淨願寺を尋ねるとここから100m進むと看板があるとの事。そこからの距離は?と聞くと看板に書いてあるとの事。明快・的確な答えに仲間と感心・感心。帰り道に彼らと会ったのでお礼と素晴らしいと言って別れた。
子どもたちに教えてもらった途中にある57番淨願寺に参拝。
65番光明庵をお参りする。
長い長い石段を下って 本堂に向かう。
本日 打ち止めの53番本覚寺に到着しお参りする。今日一日の無事にもお礼を言う。17:00。
旅館着 18:00頃。風呂に入り 早速夕食を。
本日の歩数 33693歩
2012年05月15日
私の足跡 110 小豆島八十八ヶ寺遍路 3
私の足跡 110
小豆島八十八ヶ寺遍路 3
今回も 神戸からの深夜出発のフェリーを利用して小豆島に渡る。
(今回は 船中泊を入れ 3泊)
第一日目 4月30日 (前日は自宅から神戸まで)
予定通り、早朝7:10に坂出港に到着。
7:26発のバスで前回歩き終えた駅まで。
そして、 約20分で 24番の安養寺迄歩きお参りする。
鐘楼の下を通る時 いつものように鐘をつく。この鐘は小さいが心地よい音がした。
今回の最初の寺なのでお経は「開経偈」より始める。
遍路道を通って 次のお寺へ。
次は 約10分で25番誓願寺庵に到着し参拝。
途中 お水の大師がある。
そして、 約15分で桜の庵に到着し参拝。
次は お隣にある阿弥陀寺に参拝。
移転して新装なったという28番薬師堂に参拝。10:40
ここから次のお寺までは 約2.5kmあり、山越えの遍路道です。最初は急坂の連続だった。
約30分後に このような峠の道になり、ホッとする。(標高約200m)
それも、つかの間で今まで登った標高を下ることになる。ひどい下りの所には手すりがあり、助かる。
ここには 修行大師と小西翁との出合の霊跡の碑があった。
次のお寺 風穴庵には 正午頃到着。
この風穴庵から途中の下り坂を入れて約3kmの所に30番正法寺がある。水分補給をしたいし、お腹もすいたのでピッチを上げる。
途中、前方に海が見える。車の通る道までだいぶ下った事になる。
下りの遍路道が続いている。水分が足りず 下の車の道に出れば自販機があると思って頑張る。
やっと 30番正法寺に到着。13:00 ここは 納経印を押してくれるお寺だが 人はいなくて「自分で印を押してお金を入れて下さい」と書いていた。なんともいえぬ思いをしたがそれに従うより方法がない。
嫌な思いを抱いて歩き 自販機を探したがそれらしい物もない淋しい所だった。
途中 自販機があり 水分補給が出来た。これで、一息つけた。
31番 誓願寺に到着。 14:20
立派なソテツがあり有名です。
お寺の裏側の高台には 立派な本堂があった。
約2km弱で 32番 保寿寺に到着。
こじんまりとしていて 落ち着いた雰囲気だった。
32番の奥の院 本尊弘法大師奥の院に参拝する。
上の写真の「小豆島ふるさと村」の所より左折すれば長勝寺です。
近づくと 左手に多くの仏様の石碑が建っていた。
そして、長い階段を登って本堂にお参りする。16:00
大きいお寺で時間をとり、ゆっくり参らせてもらう。
真柏 イブキの大木 樹齢約900年とある。ここ小豆島のお寺にこのような大木が多くあった。
36番釈迦堂に到着。
釈迦堂に並んで明王寺がある。
38番 光明寺
39番 松風庵の鐘楼
本日 最後のお寺 35番 林庵に到着。
これで 二日目は打ち止めとして 今回の宿舎「大国屋」さんが迎えに来てくれる。
家族で営業している宿で 夫婦とも決め細かい配慮でお客をもてなしてくれた。
豪華な夕食(二人分が写っている 手前と奥 )を般若湯とともに頂く。
ギネスブックに載っているという 世界最狭の海峡が近くにあつた。
本日の歩数 31677歩
小豆島八十八ヶ寺遍路 3
今回も 神戸からの深夜出発のフェリーを利用して小豆島に渡る。
(今回は 船中泊を入れ 3泊)
第一日目 4月30日 (前日は自宅から神戸まで)
予定通り、早朝7:10に坂出港に到着。
7:26発のバスで前回歩き終えた駅まで。
そして、 約20分で 24番の安養寺迄歩きお参りする。
鐘楼の下を通る時 いつものように鐘をつく。この鐘は小さいが心地よい音がした。
今回の最初の寺なのでお経は「開経偈」より始める。
遍路道を通って 次のお寺へ。
次は 約10分で25番誓願寺庵に到着し参拝。
途中 お水の大師がある。
そして、 約15分で桜の庵に到着し参拝。
次は お隣にある阿弥陀寺に参拝。
移転して新装なったという28番薬師堂に参拝。10:40
ここから次のお寺までは 約2.5kmあり、山越えの遍路道です。最初は急坂の連続だった。
約30分後に このような峠の道になり、ホッとする。(標高約200m)
それも、つかの間で今まで登った標高を下ることになる。ひどい下りの所には手すりがあり、助かる。
ここには 修行大師と小西翁との出合の霊跡の碑があった。
次のお寺 風穴庵には 正午頃到着。
この風穴庵から途中の下り坂を入れて約3kmの所に30番正法寺がある。水分補給をしたいし、お腹もすいたのでピッチを上げる。
途中、前方に海が見える。車の通る道までだいぶ下った事になる。
下りの遍路道が続いている。水分が足りず 下の車の道に出れば自販機があると思って頑張る。
やっと 30番正法寺に到着。13:00 ここは 納経印を押してくれるお寺だが 人はいなくて「自分で印を押してお金を入れて下さい」と書いていた。なんともいえぬ思いをしたがそれに従うより方法がない。
嫌な思いを抱いて歩き 自販機を探したがそれらしい物もない淋しい所だった。
途中 自販機があり 水分補給が出来た。これで、一息つけた。
31番 誓願寺に到着。 14:20
立派なソテツがあり有名です。
お寺の裏側の高台には 立派な本堂があった。
約2km弱で 32番 保寿寺に到着。
こじんまりとしていて 落ち着いた雰囲気だった。
32番の奥の院 本尊弘法大師奥の院に参拝する。
上の写真の「小豆島ふるさと村」の所より左折すれば長勝寺です。
近づくと 左手に多くの仏様の石碑が建っていた。
そして、長い階段を登って本堂にお参りする。16:00
大きいお寺で時間をとり、ゆっくり参らせてもらう。
真柏 イブキの大木 樹齢約900年とある。ここ小豆島のお寺にこのような大木が多くあった。
36番釈迦堂に到着。
釈迦堂に並んで明王寺がある。
38番 光明寺
39番 松風庵の鐘楼
本日 最後のお寺 35番 林庵に到着。
これで 二日目は打ち止めとして 今回の宿舎「大国屋」さんが迎えに来てくれる。
家族で営業している宿で 夫婦とも決め細かい配慮でお客をもてなしてくれた。
豪華な夕食(二人分が写っている 手前と奥 )を般若湯とともに頂く。
ギネスブックに載っているという 世界最狭の海峡が近くにあつた。
本日の歩数 31677歩
2012年05月01日
私の足跡 109 小豆島八十八ヶ寺遍路 2
私の足跡 109
小豆島八十八ヶ寺遍路 2
第二日
ひろきや旅館で 6時朝食 6時半出発で昨日 時間の都合で参拝できなかった寺院へお参りする。
最初は13番 栄光寺に参拝
次は約30分で 15番大師堂で参拝。
約20分かけて遍路道の峠を越えると16番極楽寺が見えて来た。本格的な寺院建築様式で本尊は阿弥陀如来。周辺の田園地帯には不似合いとも映る。と言うのは小豆島の寺院は無人の庵等もある中てのこの寺です。
境内も広く 立派な佇まいのお寺に参拝。
17番 一の谷庵へお参り後 ひろきや旅館に戻り 荷物を持ち、次の寺へ。
すぐの 第12番「岡乃坊」に参拝。9:10
次の寺へは 旅館の主人に教えてもらった昔からのへんろ道を歩くことにした。9:20
約30分で予定通り、ダムに到着。
完全に昔の遍路道に入る。道端には、お地蔵さんや行き倒れの遍路さんの供養塔等が建てていた。
山道を約2時間登ると14番清瀧山に到着。11:30
大きな寺で 見る所も多かった。
今度は 単調な自動車道を約1時間かけて20番仏ヶ滝に到着。
このお寺も大きく見応えのあるお寺だった。次は石門洞です。
道中 奇岩が露出した風景を見ながら 山道を歩いた。
このお寺も見る所が多く、参拝に時間を要した。寒霞渓の頂上へと思っていたが、この年は紅葉はいつもより遅く、出来がよくないのでやめた。
猿谷池の近くで遅い昼食。13:30
14:50に 16番の木下庵に到着。
15:10 21番 清見寺に到着。大きな寺で朱印を頂く。
15:30 22番峯山寺を参拝。
15:40 今回の最後の寺 本堂を参拝。初日に道を間違えたのが原因で 今回の予定の寺3ヶ寺の参拝を残し、悔しいが帰宅の途についた。でも、天候に恵まれ 秋の遍路歩きを満喫した。
16:30 夕焼けの坂出港を後にして、神戸港へ。そして三宮から大阪 そして和歌山へ。
2012年04月15日
私の足跡 108 小豆島八十八ヶ寺遍路 1
私の足跡 108
小豆島八十八ヶ寺遍路 1
もう一度 四国遍路一人歩き(同行二人)をしたいと思っていたが 決心がつかずにいた時、友人のTさんに小豆島八十八ヶ寺遍路をと誘われ参加することにした。Tさんは仕事があるので通しの遍路は駄目なので区切りの遍路とした。一周140kmとあるので、約7日間で終わる計画をたてた。
一回目は 神戸からのジャンボフェリーを利用して小豆島に渡ることにした。いろんなフェリーを調べたが時間的にも我々にはピッタリだったのがこのフェリーだったので利用することにした。それは 深夜1時 神戸港発 早朝7時小豆島着で 旅行でよく利用する夜行便と同じで 眼が覚めると朝で すぐに旅が始められるので非常に効果的だ。船の中では 登山の寝袋を使って寝ようと思ったが、次の日から持ち歩くのが大変と思い、寝具付きで2000円の個室を利用することにした。
一日目 2011.11.11
前日の23時に三の宮に着き、食事をとり24時まえのバスで神戸港へ。24時半ごろより、乗船開始。金曜日だったからか思った以上に混んでいた。個室の予約をしてもらっていたので、ラッキーだった。二人は隣の個室だったので二人で般若湯を睡眠薬として飲み、朝までグッスリ。
二日目
一度高松港に寄港した後 小豆島着・7:10
小豆島は四国遍路のように一番札所から順に回ると決まってないので 我々はあの有名な「二十四の瞳」の舞台となった岬の学校(分校)の近くの6番札所をスタートすることにした。
この島出身の壷井栄さんの名作で、自分の若い頃の映画では 強烈な思いのある作品です。特に高峰秀子さん主演の作品は良かった。
苗羽小学校田の浦分校の校舎跡だが、見学時間に早すぎて中に入れなかったのが残念だった。
小豆島遍路の最初の寺だったので、丁寧に懺悔文から始めた。8:00
四国との違いは ①四国では1ヶ寺に本堂と大師堂があったが、ここでは一か所だけ。
②四国では各寺で納経所があったが ここでは納経所寺院は限られている。 上記のような庵も多く、納経所寺院は約四分の一である。
上記の写真は何と思いますか? さすが醤油の町小豆島だけあって 醤油樽のふるいのを活用して バスの駅待合所にしている。
珍しいものを見たり、素晴らしい海の景色を見ながら歩いていたために、5番札所への分岐の標識を見落とし、往復約2kmのロス。最初からでのミスで精神的にもガックリ。
戻って5番札所でお参りをする。ここは 堀越庵で勿論無人の庵である。9:45
次は 先ほど通った道を通って4番札所の古江庵寺に行く 10:30。
ここは、海岸の近くにあり、民家も多く、広大な境内だった。
次は 通りから少し離れた10番札所 西照庵にお参りする。11:00
12時に3番観音寺に到着。石段の上に境内がある。
境内を借りて、昼食をとる。
ここ小豆島では 山の中の霊場は山岳霊場としている。
いよいよその山岳霊場参りが始まる。12:30。
海岸近くの観音寺から約一時間歩いた所からの風景です。
三番の奥の院・隼山にも参拝
そして、一番の洞雲山に到着。 14:00
続いて 2番の碁石山に参拝。この寺も 山岳霊場です。
本堂の下の小さなお堂にも参拝する。
参拝後 今度は 登って来た高さを一時間弱かけて下ることにする。14:30。
最初の寺は 第七番 向庵です。15:20
立派な極楽橋を渡ってお参りしたのは 第八番 常光寺 15;45
高台にある第九番 庚申堂に参拝
庚申堂にある 修行僧のシルエット 16:15
そして、11番の観音堂に到着。町中の細い路地を通ったので時間を要した。
このイチョウは世界一大きいとの標識あり。高さ50m。樹齢1000年以上等と記している。それに、時期が良く、沢山のイチョウの実が置いていた。あまり食べ過ぎないようにとも書いていた。
時刻も17時になったので、予定を変更して、宿舎・遍路宿「ひろきや」に行くことにした。
訪ねながらだったので、予定より時間を要した。宿の女将も主人も良い人で楽しい一夜を過ごせた。空いていたので それぞれ一人部屋にしてもらった。風呂もゆったり入った。
宿では 他の客とも楽しく過ごし、般若湯を頂き 一日を終える。