2015年07月
2015年07月14日
私の足跡 178 山陰の島根へ一泊二日の旅
私の足跡 178
島根へ一泊二日の旅
5月と6月は 高野山1200年祭へのお客の案内で多忙だったが やっと落ち着いたので旅に出る事にした。
ファミリーで 山陰への旅です
一日目
8時59分の新幹線で大阪を出て 岡山で特急に乗り、出雲着、14時20分 バスで神社前まで行く。
昨年 遷宮された出雲大社へ。いくつもの鳥居をくぐり、途中 大国主神や因幡の白うさぎ達に迎えられて長い参道を通り、神聖な神殿に近づく。大社造りで国宝に指定されている。
本殿の高さは 24mだが 以前は48m有ったという。
そして、拝殿の巨大な出雲大社独特の大注連縄の下で 二礼 四拍手 一礼でお祈りをする。
荘厳かつ優美な姿に、背筋が伸びる思いがした。
帰りは 宍道湖を違った角度から見るため JRではなく、一畑電鉄の列車で乗る。
ワンマンカーだが 途中迄 車窓案内の女性乗務員が乗って 説明をしてくれる。
その一つ ここは 稲荷神社の参道の途中をこの鉄道が横切っている所。写真を撮りながら 列車の中からより 鳥居のハシに立ち、鳥居を横切る列車が撮りたいと思った。
予約していた宿泊地の松江に 到着後 ホテルに向かう。
ホテルの部屋より国宝「松江城」をのぞむ。国宝になったのは今月の七月八日でまだ二日目です。
(天守が 国宝になるのは 63年ぶりで 日本で5例目) 黒塗りの武骨な外観の中に凛とした美しさが認められたのでしょう。
夕食を早めにしてもらい、宍道湖に沈む夕日の撮影に向かった。
しかし 天気は悪く、夕日が見えず夕日に染まる宍道湖ではなかった。
次回を期待して 宍道湖を後にした。
ホテルに帰ると 国宝「松江城」がライトアップされていて綺麗だった。
二日目
ホテルを7時過ぎに出て 石見銀山に向かう。この石見銀山は鎌倉末期に開発された。そして、16・7世紀に最盛期を迎え 産出量は日本一で 世界でも第二位であった。しかし 大正12年閉山した。
ここには、当時の鉱山跡や古い屋敷跡が残り、世界遺産に指定されている。
( 大田石見銀山への玄関口・大田市駅は 7月11日は開業100年ということで吹奏楽の演奏や旗を使った体操等でお祝の行事をしていた。)
荷物を預け、最初に 銀山で働く抗夫の安全祈願と供養のために建てられた「羅漢寺」を見学。
25年の歳月をかけて1766年に完成したとある。500体の見事な羅漢さんは 一体ごとにそれぞれ人間の喜怒哀楽を表現して並んでいたが写真撮影は禁止で残念だった。
次は 500余の「間歩(まぶ) (採掘跡) の内 最大の龍源寺間歩の見学から始める。
見学する所は往復約4Kmあるので 自転車を借りる。但し ゆるやかだが坂道と聞き、電動自転車を借りる。(以前 しまなみ海道を走った時の苦しさを思い出して)
説明を聞き 出発。少々割高だったが 坂道も楽だった。
駐輪所に自転車を置き 龍源寺間歩まで歩く。
間歩の入り口
龍源寺間歩は 見学用なので安全面を考慮して 当時の面影が失せている感がする。
しかし、頭上が低かったり 彫ったノミの跡も残っている。
この中では 気温が低いから冷気を味わう。メガネのレンズも曇る。係の人に聞くと 春夏秋冬を通して 約13度との事。(本日の外気温は 30度とのこと)
有り難く ゆっくりさせてもらう。
側壁のあちこちに上のように人一人が通れる掘削あとの穴を開いている。
町のあちこちに代官クラスの屋敷が残っている。
代官所跡は資料館になっている。
大森地区には 古い建物が残っており、重要伝統的建造物群になっている。
今回の旅は 石見銀山をゆっくり見学出来て良かった。