2012年06月
2012年06月15日
私の足跡 112 小豆島八十八ヶ寺遍路 5
私の足跡 112
小豆島八十八ヶ寺遍路 5
最終日 5月2日
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今日の予定は 午前中は 土庄港の南の半島にある7ヶ寺を(一周約15kmの距離)歩き、午後は西端の寺5ヶ寺を歩きます。
宿舎 6時半朝食 7時出発。
上の写真のように入り混じった迷路の町の中をマップと町の人を頼りに通る。これは 海賊や海風を防ぐために意図的につくったと言われている。
7時半 58番西光寺に到着。大きな境内のお寺だった。
そして 58番の近くに奥の院「誓願の塔」があった。
次は 2km強を歩くと甘露庵に到着。8時半
長い階段を登ると4人の婦人が庵のお掃除をしていた。いろいろ話を聞かせてもらい 帰りにお接待だと言い、お手製の品を頂く。それに、お茶とお菓子も頂く。感謝・感謝
この時期 境内に藤の花が見事に咲き誇り 私達を迎えてくれていた。
海岸近くにある60番行基菩薩が開いた「江洞庵」に参拝。弘法大師作と伝わる弁財天が祀られていた。
しばらく歩くと 上の札があった。この山から切り出し 大阪までの運搬等を考えると大変だっただろうと思った。
約3km歩くと 61番浄土寺に到着し、参拝。落ち着いた雰囲気のお寺だった。
ここから 次の寺までは4.4kmある。気合いを入れて歩きだす。
車の通る道を 坂道を上ったり 下ったりしてやっと上の標識が見えて来た。
ここは 62番大乗殿と63番蓮華庵が並んであった。
総本院「小豆島霊場」に到着。
立派な建物だった。昼休みだったのか 人はいなかった。
最後に 64番松風庵に到着。
参拝後 午前中の予定が終わったので昼食を「うどん」と決めていたので土庄の町の「うどんや」へ急ぐ。
昼食後 午後の遍路歩きを始める。
最初は 70番「長勝寺」に参拝。納経帳はおかみさんだったが、すごく丁寧な応対をしてくれ、疲れも吹っ飛ぶ感じがした。(ある寺のおかみさんとは 雲泥の差だねと友と話す。)
そして 次の寺までの道を確認しただけなのに 門まで出て案内をして見送ってくれた。
長勝寺の全景
おかみさんが見送ってくれた鐘楼つきの門。
次の寺までは、約1.5kmだが峠越えで時間が意外にかかった。
69番「瑠璃堂」は海岸近くの集落にあった。
次は 67番「瑞雲寺」だが、マップを見て道を確認していると通りがかりの婦人が
「瑞雲寺」なら一つ手前の道を行くと近いですよと声をかけてくれた。何とラッキーなことと友と喜ぶ。
次の寺は 68番「松林寺」です。大きな寺で新しくて立派な寺だった。
石段下に到着。
鐘楼があり、お鐘をついてお参りをする。
本堂は大きくて 立派だった。また、庭も手のこんだ庭園だった。
バスでの団体遍路さんの帰る時で ゆっくりお参りすることができた。そして、54番での納経印は留守で この68番でもらってくださいと書いてあったのでこの寺で納経印をもらう。
寺の人は すごく親切な応対をしてくれた上に お接待として 二人に1000円を頂く。感謝。感謝。
本日の最終寺は 66番「等空庵」です。今日の打ち止めの寺だったので無事終えれたことと そして 特に今日はいろいろと良き事が多かった日だったのでお祈りも丁寧にして 帰路につくため土庄港に向かう。
帰路は前回と変え 土庄港発 岡山経由で帰ることに計画をたてた。
港に着くと また、ラッキーなことに予定より一つ早い船に乗ることができ、家にも早く着くことが出来た。 今日は 良きことがたくさんあった。遍路のお陰と思いながら一日を終え 二泊三日の遍路も無事終えた。
本日の歩数 32588歩
2012年06月01日
私の足跡 111 小豆島八十八ヶ寺遍路 4
私の足跡 111
小豆島八十八ヶ寺遍路 4
二日目 (5月1日)
6時半 朝食。
7時に 宿の主人に送ってもらい、昨日の続きを歩く。連泊の計画だから余分な荷物を預けて必要最小限の荷物で出発。
急坂を登り、しばらく歩くと 43番浄土寺に着く。
浄土寺の本堂。
浄土寺の近くの 45番地蔵寺堂に着き参拝。
湯船山 蓮華寺へ向けて 歩く。
約1km(約30分)で 44番湯船山に参拝。
下の説明のように この付近には巨木が多い。
5月1日だが、暖かいからか田植えの準備をしている千枚田の広がる風景を見ながら 約1.5km先の栂尾山に坂道を進む。
栂尾山に到着。お堂はこの入り口を入った所。
栂尾山 本堂
参拝を終え、次の寺への道です。相当 標高の高い所を通っていることが分かる。
急坂を下り 集落に入ると 48番 毘沙門堂に到着。
多聞寺に到着。
地下道を通って行くと本堂前に出る。
本堂です。
小豆島 大観音像が遠くに見える。
多聞寺を出て 約2kmで円満寺に到着。
本堂では、年忌の法要を行っていた。湯茶接待の出来る所が設けてくれていたので 湯茶を頂いていると女将さんが桜餅を持ってきてお接待をしてくれた。 早速 ご馳走になる。感謝。感謝。
円満寺から救世堂までは約1kmだが車の交通量が多く 登り坂ですごく長く感じた。
72番滝湖寺に到着。
広大な寺で ゆとりの持てる感じの寺だった。でも 寺は留守で納経印をもらえなかった。
いよいよ小豆島八十八ヶ寺の最大の難所と言われている72番奥の院笠ヶ滝への登りに取り掛かる。
72番奥の院笠ヶ滝が遥か山腹に見える。
車道は近くをジグザグに登っているが、徒歩道は石段にして直線的に登っている。幾段あるのか数えきれなかったがとても長かった。
途中 車道の終点で徒歩道と合流し、そこからは一段と険しい道になる。
最後は このくさりを頼りによじ登る。
最後は 真っ暗な洞穴を通り、本堂に出てお祈りをする。横の岩の壁面には 仏像を刻んで立てている。
本堂から見た下の景色(標高約250m)。瀬戸内海は静かで美しかった。この景色を眺めながらの昼食(コンビニで買ったもの)は一段と美味しかった。12:10
途中 一般の遍路のルートとは違い、これより寄り道をして先に71番滝の宮堂を打つことにした。
途中 たくさんの仏様に見守られて遍路道を歩く。
そして、途中より手すりのついた急坂を下りて、人家のある所に到着。途中で近道を教えてもらったので道が分からなくなり、人を探したが見当たらず(どこの遍路道を歩いても同じだが)
に困っていると耳の遠い老婆に出合い聞くことができ、その通りに歩いていったが方向が逆で往復で約1時間程の時間のロス。
やっと辿り着いた滝ノ宮堂。
本堂より、梵鐘が立派な建物だった。
順路を変えていたのでこの寺の納経は次回の遍路の寺でしてもらう。
今度は 急登の遍路道を通り、先程の72番奥の院笠ヶ滝へ戻ることにした。
笠ヶ滝からは 岩場の急坂を下る。
先ほど納経をもらえなかった72番滝湖寺に寄る。
今度は在宅で 無事納経をしてもらえた。
滝湖寺から先ほどお参りした笠ヶ滝を望む。(灯篭の先端)
これから車の通りの多い県道を通り、約1.5km先の東林庵までもくもくと歩く。
49番 東林庵 14:32 民家の近くで苦もなくお参りできた。
東林庵 本堂
50番 遊苦庵
地元の人々に尋ねながらの旧八幡宮だった。
この寺にも 巨木があった。次の宝生院の真柏。
巨木からしばらくで 54番宝生院に到着。
ここの近くにに51番宝幢院が隣接。
墓地の近くを通って 55番観音堂へ。
ここから次の寺へは 距離が短いが急坂を上がることになる。
56番行者堂に到着。16:10
行者堂から見える景色。 標高が上がっているのがよく見える。
ここから 山を下り、40分かけて最後の寺に向かう。途中 自転車に乗った小学生達がいたので淨願寺を尋ねるとここから100m進むと看板があるとの事。そこからの距離は?と聞くと看板に書いてあるとの事。明快・的確な答えに仲間と感心・感心。帰り道に彼らと会ったのでお礼と素晴らしいと言って別れた。
子どもたちに教えてもらった途中にある57番淨願寺に参拝。
65番光明庵をお参りする。
長い長い石段を下って 本堂に向かう。
本日 打ち止めの53番本覚寺に到着しお参りする。今日一日の無事にもお礼を言う。17:00。
旅館着 18:00頃。風呂に入り 早速夕食を。
本日の歩数 33693歩