2009年11月15日
私の足跡 46 四国遍路 土佐の国 35~中村
高 知 県 (修行の道場)
第四回 第三十五番 ~ 第三十七番 5月 6~ 10日まで
夜行バスで行くため、梅田の阪急バスタ-ミナルへ。
予約をしていたが、初めてと思い、余裕をと思ったが時間があり過ぎ退屈した。
予想通り、ゴ-ルデンウィ-クも終わり、人出も落ち着いていた。
定員の半数ぐらいで、三列の席で窓際をもらい予定通りの時刻(23:10)に出発。バスはリクライニングの席でよく眠れた。
第二日
高知にも予定通りの時刻(6:05)に到着。早速、バスで清滝寺の近くまで、(前回バスに乗った所)。そこから歩いて「三十五番 清滝寺」へ。
みかん畑の間の細い道を上がっていくと目に入るのが大きな薬師如来の像だ。 中は戒壇めぐりができるが以前来た時にめぐっているので、今回は止めた。
その後、土佐市街を通り、ちょっとした峠を越え、でっかい宇佐大橋を渡り、青龍寺へ向かう。大師が唐で修行した「青龍寺」を模して造ったと言われる名刹。
長い石段を降りてくる団体の遍路さん。年配の方は辛そうだがこの辛さも修行の一つ。ガンバレと心の中で声援を送る。
青龍寺からは、海岸線の道が多く、綺麗な海を見たり、サ-ヒィンを楽しむ若者たちを見ながら 本日の宿舎 須崎市のビジネスホテルへ。
今日は、約38Kmを約11時間かけて、歩いた。いつものようにホテルの近くのコンビにで食料・飲料水を買い入れ、ホテルに入り、風呂に入った後、喉をうるおし、食事をしてすぐ眠った。
第三日
今日も「三十七番 岩本寺」までの約35Kmのハ-ドな日程だ。
ホテルを6時に出発。涼しいうちにと思いピッチを上げる。一時間ほど歩くと福岡県の男性の遍路と一緒に歩く。通しでまわっているとのこと。勤務年数30年で長期の休暇がくれたので以前から考えていた四国遍路をしているとのこと。家族のこと等を共に語りながら歩く。共に岩本寺までとのこと。
約半分ぐらいで 中土佐町から四万十町に入る。そこで突然急坂が始まる。約1Km弱で約200mの標高差を登る坂道であった。坂を登り終えるとR56に出る。途中の距離を書いたのは実際の距離では無く、短く書いてあったねと話し合った。
そこには、食堂があったので冷麺を食べて休憩。
食堂のおやじさんの話では この付近を高速道路ができ、よくなるがインタ-チェンジがないので寂れると嘆いていた。
そういえば、あちこちで高速道路の建設が進み、完成するとすっかり変わってしまうでしょう。
それ以後 平坦な道が続く。台地の上を歩いていることになる。
宿舎の岩本寺が近づいたので飲み物を買い、お寺へ。
彼は旅館に予約しているということで別れる。
岩本寺に到着。宿坊は綺麗だった。 見事な絵天井だった。
一人部屋を所望すると与えてもらい使用する。
夕食は一人遍路はほかに3人 他は団体客。いつものように一人遍路が集まり盛り上がる。
今日もハ-ドな日程で疲れているので早く寝る。
第四日
朝のお勤めを済ますと出発。1時間ほど歩いて、コンビ二でお茶を買うと「お接待です」と言ってもう一本くれて有難かった。
また、コンビ二の前のベンチには「お遍路 優先席」と書いてあるのがあった。お遍路さんに気を遣ってくれているのがうれしい。(写真のリュックは 私の背中で四国を一周したリュックです。)。
また、この日 広島の遍路さんと歩いていて、道を間違えて困っていると(最近 家の外でいる人が少なく、道を尋ねる時に困る)ラッキ-なことに郵便の集配の人が来たので尋ね、詳しく教えてもらった。しばらく歩いていると 後ろで単車の音がするので振り向くと先ほどの郵便の集配人の方だった。きっと教えた通り歩いているか心配で覗いてくれたと思う。ほんとうに暖かい人が多くてうれしく、元気をいただく。
大きな声で心からのお礼を言い、彼の後姿を見送った。
四国では、こんなホットな気持ちにしてもらっているが、こんな張り紙をしているのを見た。車からのポイ捨てが多いらしい。
心身の修行にお参りしているのに何ということか。
何のための修行か。
仲間として 腹立たしくなる。
世界遺産「高野山町石道」も同じだ。自分のゴミをどうして捨てるのか。
いつも、腹立たしく思いながら世界遺産でのゴミを拾っている。
それから、2時間ほど歩くと遍路小屋の近くに温泉があり、ここを使う若者
が多いと聞いていたが本日で休業すると張り紙がしていた。
熊井トンネルがある。100年以上前に造られたが、まだ頑丈で現役で頑張っている。 新潟県の青年と一緒になり歩くことになる。好青年で 家との連絡もよくしているとの事。 彼も岩本寺に泊まったとのこと。詳しく話を聞くと無料の宿泊をさせてもらったとのこと。今日もお寺に頼み宿泊させてもらうとのこと。私はまだ宿泊地を決めてなかったので共に行動することにする。
土佐東寺大師堂でお世話になる。大師堂の座敷の部屋を借りる。二人いたが少し寂しかった。彼は度々なので一人でも平気になったとの事。初めてで最後かもしれない体験をさせてもらった。
。
第五日
翌7:00、出発。私は約15Km先の「中村駅」です。
彼は 通し遍路なので中村駅でお互いの健康と幸を祈って別れる。一夜を二人きりで過ごしたので何か寂しい。
中村駅発 12:03。窪川で乗り換え、高知へ。高知からバスで大阪へ。
大阪 21:00頃
今回の歩行記録
一日目 大阪 梅田 高知
二日目 白線 35清滝寺 36青龍寺 約39Km
三日目 赤線 37岩本寺 約35Km
四日目 緑線 岩本寺 ~ 宿舎 約30Km
五日目 青線 宿舎 ~ 中村 約15Km
第四回 第三十五番 ~ 第三十七番 5月 6~ 10日まで
夜行バスで行くため、梅田の阪急バスタ-ミナルへ。
予約をしていたが、初めてと思い、余裕をと思ったが時間があり過ぎ退屈した。
予想通り、ゴ-ルデンウィ-クも終わり、人出も落ち着いていた。
定員の半数ぐらいで、三列の席で窓際をもらい予定通りの時刻(23:10)に出発。バスはリクライニングの席でよく眠れた。
第二日
高知にも予定通りの時刻(6:05)に到着。早速、バスで清滝寺の近くまで、(前回バスに乗った所)。そこから歩いて「三十五番 清滝寺」へ。
みかん畑の間の細い道を上がっていくと目に入るのが大きな薬師如来の像だ。 中は戒壇めぐりができるが以前来た時にめぐっているので、今回は止めた。
その後、土佐市街を通り、ちょっとした峠を越え、でっかい宇佐大橋を渡り、青龍寺へ向かう。大師が唐で修行した「青龍寺」を模して造ったと言われる名刹。
長い石段を降りてくる団体の遍路さん。年配の方は辛そうだがこの辛さも修行の一つ。ガンバレと心の中で声援を送る。
青龍寺からは、海岸線の道が多く、綺麗な海を見たり、サ-ヒィンを楽しむ若者たちを見ながら 本日の宿舎 須崎市のビジネスホテルへ。
今日は、約38Kmを約11時間かけて、歩いた。いつものようにホテルの近くのコンビにで食料・飲料水を買い入れ、ホテルに入り、風呂に入った後、喉をうるおし、食事をしてすぐ眠った。
第三日
今日も「三十七番 岩本寺」までの約35Kmのハ-ドな日程だ。
ホテルを6時に出発。涼しいうちにと思いピッチを上げる。一時間ほど歩くと福岡県の男性の遍路と一緒に歩く。通しでまわっているとのこと。勤務年数30年で長期の休暇がくれたので以前から考えていた四国遍路をしているとのこと。家族のこと等を共に語りながら歩く。共に岩本寺までとのこと。
約半分ぐらいで 中土佐町から四万十町に入る。そこで突然急坂が始まる。約1Km弱で約200mの標高差を登る坂道であった。坂を登り終えるとR56に出る。途中の距離を書いたのは実際の距離では無く、短く書いてあったねと話し合った。
そこには、食堂があったので冷麺を食べて休憩。
食堂のおやじさんの話では この付近を高速道路ができ、よくなるがインタ-チェンジがないので寂れると嘆いていた。
そういえば、あちこちで高速道路の建設が進み、完成するとすっかり変わってしまうでしょう。
それ以後 平坦な道が続く。台地の上を歩いていることになる。
宿舎の岩本寺が近づいたので飲み物を買い、お寺へ。
彼は旅館に予約しているということで別れる。
岩本寺に到着。宿坊は綺麗だった。 見事な絵天井だった。
一人部屋を所望すると与えてもらい使用する。
夕食は一人遍路はほかに3人 他は団体客。いつものように一人遍路が集まり盛り上がる。
今日もハ-ドな日程で疲れているので早く寝る。
第四日
朝のお勤めを済ますと出発。1時間ほど歩いて、コンビ二でお茶を買うと「お接待です」と言ってもう一本くれて有難かった。
また、コンビ二の前のベンチには「お遍路 優先席」と書いてあるのがあった。お遍路さんに気を遣ってくれているのがうれしい。(写真のリュックは 私の背中で四国を一周したリュックです。)。
また、この日 広島の遍路さんと歩いていて、道を間違えて困っていると(最近 家の外でいる人が少なく、道を尋ねる時に困る)ラッキ-なことに郵便の集配の人が来たので尋ね、詳しく教えてもらった。しばらく歩いていると 後ろで単車の音がするので振り向くと先ほどの郵便の集配人の方だった。きっと教えた通り歩いているか心配で覗いてくれたと思う。ほんとうに暖かい人が多くてうれしく、元気をいただく。
大きな声で心からのお礼を言い、彼の後姿を見送った。
四国では、こんなホットな気持ちにしてもらっているが、こんな張り紙をしているのを見た。車からのポイ捨てが多いらしい。
心身の修行にお参りしているのに何ということか。
何のための修行か。
仲間として 腹立たしくなる。
世界遺産「高野山町石道」も同じだ。自分のゴミをどうして捨てるのか。
いつも、腹立たしく思いながら世界遺産でのゴミを拾っている。
それから、2時間ほど歩くと遍路小屋の近くに温泉があり、ここを使う若者
が多いと聞いていたが本日で休業すると張り紙がしていた。
熊井トンネルがある。100年以上前に造られたが、まだ頑丈で現役で頑張っている。 新潟県の青年と一緒になり歩くことになる。好青年で 家との連絡もよくしているとの事。 彼も岩本寺に泊まったとのこと。詳しく話を聞くと無料の宿泊をさせてもらったとのこと。今日もお寺に頼み宿泊させてもらうとのこと。私はまだ宿泊地を決めてなかったので共に行動することにする。
土佐東寺大師堂でお世話になる。大師堂の座敷の部屋を借りる。二人いたが少し寂しかった。彼は度々なので一人でも平気になったとの事。初めてで最後かもしれない体験をさせてもらった。
。
第五日
翌7:00、出発。私は約15Km先の「中村駅」です。
彼は 通し遍路なので中村駅でお互いの健康と幸を祈って別れる。一夜を二人きりで過ごしたので何か寂しい。
中村駅発 12:03。窪川で乗り換え、高知へ。高知からバスで大阪へ。
大阪 21:00頃
今回の歩行記録
一日目 大阪 梅田 高知
二日目 白線 35清滝寺 36青龍寺 約39Km
三日目 赤線 37岩本寺 約35Km
四日目 緑線 岩本寺 ~ 宿舎 約30Km
五日目 青線 宿舎 ~ 中村 約15Km