私の足跡 136  今年の町石道の案内私の足跡 138 高野山への七つの登山口(高野七口 三谷坂)

2013年07月01日

私の足跡 137 高野山への七つの登山口(高野町石道)

私の足跡 137 

     高野山への
   七つの登り口 (高野七口)   Ⅳ-Ⅰ
 
              (高野町石道)

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 今回は 弘法太師が開いたと言われ、表参詣道として栄えた高野町石道を書きます。

  この高野山町石道は 世界遺産である三重・奈良・和歌山の三県の霊場を結んでいる「紀伊山地の霊場とその参詣道」の一つである。
 
 空海が高野山を開いて(816年)以来 史料によると多くの天皇家・摂関家等の著名人が通っています。先ず藤原道長が1023年に 続いて藤原頼道が1048年に登っている。続いて白河上皇が1088年に上皇の参詣登山としては最初で前代未聞と騒がれた。 その後 鳥羽上皇をはじめ後白河上皇等も登っています。
 
 特に、有名なのは後宇多法皇の高野登山(1313年)です。約20kmで標高差約800メートルの登山ですから、普通に歩いて7~8時間を要する。
 この道を後宇多法皇は輿に乗らず、草履で足をかため 徒歩で しかも1町毎に立ち止まり町卒塔婆の一本一本に念誦しながら登ったと「後宇多法皇高野御幸記」にある。記録では 午前2時に慈尊院の御所を出発したが、雨もふり、花坂あたりで夜になり、法皇も気を失った。付け人は輿に乗っての登山をと願ったが「たとえ幾日かかろうとも この行を止めるつもりはない」と言い、御幸を続けられ、24時間後の午前2時頃山上に到着した。「高野への道」村上・山蔭共著(高野出版社)を参考にした。

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 世界遺産では、参詣道としては世界で2番目に指定されている町石道を歩くことにします。 

 玄関口は 九度山町の慈尊院・丹生官省符神社(共に世界遺産)です。高野山の政所であった所です。


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石段を登れば 慈尊院です

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登って左側に弥勒堂(重文)があり、その中に弥勒菩薩(国宝)が安置されている。

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 大日如来が安置されている多宝塔です。そして、その奥には長い石段がある。 

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 そして、石段の途中に 180町石(これより 高野山の壇上まで1町(109m)毎に この町石が建てられている。)がある。

 この町石は、今まで木製であったのを鎌倉時代に安達泰盛が20年間かけて造りあげた。

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 丹生官省符神社  丹生官省荘の総神社

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 丹生官省符神社を過ぎると、右手に厄除観音の勝利寺がある。

是より 町石に沿って標高を上げていく。

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竹藪の中等を通って、柿畑の険しい坂道を登る。

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高度があがると紀の川が見えて来た。朝日・夕日の見事な所。 これから目指す高野山も見えて来た。

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町石が2本建っているが、左側は鎌倉時代の町石。不完全のためか、大正時代に造り変えた。

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途中 弘法大師の坐像がある。
  
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 六本杉という広場があり、小休止に適している。

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 町石が2本建っている。一つは通常の町石。もう一つは 36町で1里なので 慈尊院から一里歩いたという一里石。

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天野の里が一望できる展望台がある。

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展望台から 丹生津比売神社のあり 白州正子の愛した天野の里がある。

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展望台の傍に 丹生都比売神社を遥拝する二つ鳥居がある。

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神田地区の地蔵堂。集落と田園の風景は見事。恋人「滝口入道」が通るのを待っていた「横笛」の話で有名。

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「袈裟掛石」「鞍掛石」「くぐり石」とも言われる岩がある

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 岩を押し上げ豪雨から母をまもった「押し上げ石」等がある。

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厳しい厳しい坂道を登りつめると突然眼前に姿を現す巨大な大門。標高880m。
苦しい坂道を登って来た登山者は しばし、足を止めて眺める。

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この大門をくぐれば ゴールはあと少し。

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高野山の中心 伽藍の根本大塔に到着。


 20kmの町石の道端には登山者を癒してくれる草花がある。(但し 時期により咲く花が異なる。)

 高野山 東海道 高千穂 真田祭 316
  うつぎの花

 高野山 東海道 高千穂 真田祭 319
 ふたりしずか

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 ひとりしずか

高野山 東海道 高千穂 真田祭 326
 ササユリ

高野山 東海道 高千穂 真田祭 336
 シダ

高野山 東海道 高千穂 真田祭 338
 はないかだ

高野山 東海道 高千穂 真田祭 343
 からすうり

高野山 東海道 高千穂 真田祭 348
 しらいと草 


 
次回は 高野七口ではないが、この町石道と関係深い「三谷坂」を書きます。




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