2009年09月

2009年09月15日

私の足跡 42 東北の三山へ登る

前回の最後に 次回からは「四国遍路ひとり歩きを書きます」と記しましたが 先日登山もしたのでそれを先に記し、四国は次回からにします


東北の三山に登る    8月17~22日

 夏の暑い時期は やっぱり街道歩きより登山が良いと思い、K氏M氏とで 岩手山・秋田駒ヶ岳・白神岳(マテ山)を目指した。


一日目

 夜行列車「ながら」の指定席がとれないため、夜行バスを利用する。
 OCAT発 仙台行きの夜行バスに乗り、約12時間後、仙台に着き、青春切符を使い、列車で盛岡へ。
 レンタ-カ-を借り、以後の行動をする。
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 先ず 渋谷村の石川啄木の記念館に寄り、彼が代用教員として勤めた小学校跡や記念館を見る。 次に、小岩井農場の見学。広い農場を車で回り、美味しいクリ-ムを食す。夏休みの期間なので、ファミリ-での客が多かった。
 終了後、盛岡のビジネスホテルに宿泊。昨夜の夜行バスでの睡眠不足をここで補う。

 二日目
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 4年前、Wと八甲田に登った時、それに、次の年、兄夫婦達と東北の櫻の見物に行った時、雪を被った岩手山をいろんな角度から見せてもらい、その山容に惚れ込み、一度は登りたいと思っていた。今は雪はないが、念願の登山が実現した
 早朝、ホテルを後にしてレンタ-カ-で登山口へ。そして、6時半、登山開始。一合目、7時30分。近年、登山といえば中・高年者の多い登山客の中に若い大学生数人と二人の先生の登山者に出会う。北海道の利尻山もそうだったが信州のアルプスでは見られない光景だ。非常に親しみを覚え、先生の的確な助言ももらえるし、以後、彼等を意識して行動を共にする。3合目で登山道は新旧に分かれている。先生の助言では新道の方が急だというので、それを登りに使う。img20090911_3.jpg山容からも判るが、どんどん傾斜がきつくなる。若いバワ-に負け、距離をあけられるが7合目で追いつく。(10;30)。先生の話では、もうすぐとのこと。img20090911_4.jpg










 高山植物も綺麗な花を咲かせ、我々を迎えてくれている。
 気合を入れ、出発。傾斜もゆるくなり、意外に簡単に八合目の避難小屋に到着。(10:40)
 避難小屋といっても立派で数年前まで営業していたらしい。以前、ここに測候所があって年中勤務していたとの話。グル-プの人達は「御成清水」を飲んでいる。我々もその後に続く。冷たくておいしいのでたくさんの水で喉を潤す。以前、利尻山で水不足で苦しい思いをしたが、今回はガイドブックによると湧水が3ヶ所あると記していたので助かる。特にここの湧水は量は多く、冷たくておいしかった。先生達は、荷物を置き、出発したので、我々もそれに見習う。
 不動平に到着。(11:00)。この頃より、天気は回復。ガスもとれ、視界がよくなる。
 先生達に何か手助けをしてお礼をしたいと思い、全員の集合写真を頂上でと思い、仲間の二人より速く歩く。そして、彼等の後を追う。
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なんと険しい歩きがたい道だと思いながら歩き、頂上で彼等に追いつく。(2037m)
 シャッタ-を押してあげる。みんなが喜び、カメラ持参の者全員のカメラのシャッタ-を押してあげた。少しは恩返しが出来たと自画自賛していた。
 そこへ、語り部の仲間からのメ-ル。早速、その返事のついでに頂上での写真を送付。(後日 ビックリしたと言っていた。自分も便利になったと自分も感心)
 先に、彼等より頂上を後にしたが彼等はお鉢の中へ降りて歩いている。何故かと思っていると神社跡がある。我々も急いで御鉢に降り、合流。またも、見落とす所を助けてもらった。もう一つ、後で判ったことだが先ほど歩きがたい道で彼等の後を追っかけたがそのお陰で岩手山の御鉢を一周したことになった。感謝・感謝。四国一人歩きの体験からか他人に話しかけるのに慣れてきているのが 今回もいろいろ助けてくれたと思っている。
 荷物を置いてある避難小屋で休憩後、彼等より先に出発。(13:00)  7合目で旧道をとる。傾斜が緩やからしいが体感的にはとんでもなくキツイ。それも長いこと。膝が痛くなり、何度も、何度も小休止。大学生の彼等とは4合目ぐらいで追いつかれる。若いパワ-にはかてない。
 やっと、駐車場に到着したのは、16:30。暑かったこともあるが、往復、10時間を要した。標高は低いが、標高差が約1500mあるので、思っていた通り、手ごわい山だった。無事、下山。感謝、感謝。
 車で、本日の宿泊所・蟹場温泉へ。本日の疲れを癒すため、温泉につかり、水分の補給を。そして、グッスリと寝る。

 三日目

 宿を早朝に出発。車で駒ヶ岳登山口のバス乗り場へ。7:45分のバスに乗る。8:20頃登山開始。最初は男岳(1623m)を目指す。曇っていたが視界も良く、火山の跡や高山植物が見えた。しかし、途中より、ガスが出て視界が悪くなり、小雨も降りだす。小雨はすぐ止んだが視界が利かず、男岳の頂上はまだかまだかと思いながら歩く。
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くやっとガスが取れた。頂上の近くにいた。 次は、男女岳を目指して男岳を下山。阿弥陀池があったが一瞬しか姿を見せてくれなかった。階段のような登山道を登ると男女岳の頂上(1637m)。
 視界がよくないので、すぐ下山。次は横岳(1583m)の頂上を経由して下山。途中、雨が振り出し雨具をつける。バス停につくと雨が上がった。天気が悪かったので短時間ですんだ。img20090911_7.jpgimg20090911_8.jpg












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 天気は悪かったが、花の百名山だけあって、いろんな花に出会えて癒してくれた。 車で日本海に出て、青森県へ一路北上。「はたはた館」へ。18時前。
 風呂も新式だし、料理も良いし、寝室も良いし昨日とは比べ物にならないぐらい良かった。(値段は殆んど同じ)

 四日目

 白神岳の頂上を予定していたが、所要時間が意外にかかるのと体調等を考え、白神岳の頂上を諦め、手前のマテ山(841m)に変更。
 駐車場より少し歩くと登山口。8:15出発。しばらくすると急な登りが続くようになる。ロ-プを使っての上りもあった。やはり、ここにも水場があり、美味しい水で喉を潤す。やはり、ここの登山者は少なく殆んどは若者だった。
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約2時間で頂上。そこには、ぶなの原生林があり、きれいな木肌を見せてくれていた。(白神山地には過去2度来ているが、いずれも中央部の「暗門の滝」への歩行である。)
 世界遺産のコアゾ-ンに入りたかったが今回も夢は叶えられなかった。
 帰路、険しい下り道をスリップしないよう慎重に降りる。img20090911_1.jpgimg20090911.jpg













img20090911_14.jpgimg20090911_6.jpg










 めずらしいキノコがあちこちで見かけた
 下山後、昨夜の「はたはた館」へ行き、風呂に入り汗を流して、13時半頃一路日本海にそって、秋田市へ。途中、干拓された八郎潟では延々と続く一直線の道を車を走らせ、寒風山へ。img20090911_13.jpg






















 若者達がパラグライダ-を楽しんでいた
 その後、「なまはげ」で有名な真山神社に寄る。
 秋田の駅前で、夕ご飯を。22時の夜行バスで東京へ。東京発の列車に乗り、青春切符で約10時間を要して大阪へ。
 帰宅、18時頃。






at 02:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)登山  東北の山 

2009年09月01日

私の足跡 41 伊勢街道 三重県

    伊勢街道を行く

 3  見峠から伊勢神宮まで (三重県)    約 80 Km

 一日目
 
  高見峠から森(香肌峡)まで     約 20 Km

 K氏との2台の車で出発し、一台は高見峠に置き、もう一台は本日のゴ-ルの森(香肌峡)に置く。(この間 公共交通機関が無いから。)img20090713_1.jpg
 高見山の登山口(標高約450m)を9:00に出発。
 昨夜の雨のお陰で涼しく登れ有難かった。
 高野山町石道の植物の様相とは違っていた。
 小峠を過ぎ、大峠(約900m)に10:40に到着。
 ここから、頂上(1249m)までは急登で約一時間。


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 ここから、舗装された旧国道があったが 我々はこの近くから江戸時代からの伊勢街道に入る。img20090713_3.jpg
 
 道は細いが、所々に標識や墓標があり、茶屋跡等があり、楽しく下れた。途中、舟戸で昼食。
 山百合で有名な「波瀬」には、13:00過ぎに到着。「波瀬ユリ」は絶滅寸前となり、今、地元を上げてその保護に取り組んでいるとのこと。
 成功し綺麗な花を見せて欲しいものです。私たちは花季には早く 見ることが出来なかった。
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 波瀬は「波瀬ユリ」だけでなく、昔の家並みも残り、楽しませてもらった
 そこから、約一時間半で乙栗子に到着。ここでも、ユリの保護に取り組んでいた。
 気温も上がってきて、暑くてバテ気味の時、待ちに待って食べたアイスの美味かったこと。元気が出てきたので本日のゴ-ル地点森(香肌峡)の集落へ。16;00着。img20090713_5.jpgimg20090713_6.jpg        











 「森」に置いてあった車に乗り、途中の街道より約7Km北方にある中央構造線の断層が露出しているという珍しい所(月見露頭)に行くことにした。山道で道は細く、登り道で時間がかかった。しかし、二度と見ることが無いと思う所なので 良かった。
 高見峠からは各自の車で帰った。私は丹生川上神社中社に寄り、見学する計画で道を変えたが義母の危篤の電話が入り、急いで帰る。


二日目
  
  森(香肌峡)から小片野まで     約 30 Km 

 森(香肌峡)から出来るだけ伊勢に近づくことが大事だ。
 このコ-スは路線バスの通っている道なので 車は一台ですむので各自で行くことにした。
 早朝、5時に出発。スイスイと進み、6時40分森(香肌峡)に到着。出発。
 早朝で気温も低く、快調に距離を稼ぐ。飯高町コミュニティセンタ-に到着。img20090715.jpg 

 櫛田川の上流で川の水も綺麗で、奥香肌峡キャンプが下に見える。シ-ズンになると賑わうことでしょう。

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 道端には いろんな草花が咲き、疲れを癒してくれている。
 ねむの木の花も「見てください」と言わんばかりに咲いている

 途中、「道の駅」より、昼食のお弁当を買い 昼には少し早いが朝食が早かったので食す。
 イベントのリハ-サルを見て出発する。

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 10時すぎに 数人の人達がお宮に集まって作業をしていたのでいろいろと話をしてもらった。本殿の裏側には樟の大木があると聞いたので見せてもらった。
 私の後にも数人が見学に来ていた。


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 飯南町は お茶の産地で四方の山すそにはお茶畑が点在していた
 また、出来たお茶を売る店もあった。
 お茶を飲ませてくれる店もあった。
 
 松阪に 近づいて来たので人口も多くなり、コンビ二も目に付いた。

 13:00に道の駅「茶倉」による。道から少し離れた高台にあった。

 この頃から青空が広がり、暑さが厳しくなり、歩行のピッチが落ちる。
今日は、朝から曇り空で二度通り雨にあい、雨具をつけても涼しく歩けたのに急な日照りで暑さが身にしみる。
 ラッキ-なことにス-パ-があったので中に入り、冷たいものを買い、そこで飲んだり、帰りのバス(15:36発)または車(16:40発)でも飲む。
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 帰路、見逃していた八角形の釣鐘を見学。少し古びたお寺だが大寺院の面影があった。鐘自体が八角形で法華経が刻んでいた。どんなありがたい音色か聞きたいと思いながらその寺を後にした。


 三日目

   小片野から伊勢神宮まで     約 30 Km 

 今回で 伊勢街道の最終日。 早く行きたいが7月中旬になると涼しい日がない。パソコンで伊勢地方の気温を調べ、14日に決定。公共交通機関で行くと伊勢の歩き始めは遅すぎるので車を使用することにした。
 早朝 4時に出発。小片野の歩き始めは5時半。朝の涼しい内にと思い、ピッチを上げ、勢和に着き、そこから和歌山別街道を通り、勢和多気に。そして、当初の目的地・五桂池ふるさと村へ。8時過ぎ、着。食堂・娯楽施設があり、賑わうと思うが、本日定休日。
 しばらく歩くと熊野参詣道との分岐がある。紀伊半島の外周を歩くには ここが始発点となる。次回は紀伊半島の外周を歩くという目標ができた。
img_3655.jpg 成川弘法大師のお堂があり、近くに烏瓜(カラスウリ)の花があった。(この花は夜中に咲くと言われている。この時刻は 萎み始めていた。)

 外城田の集落には、道標・神社・お寺が多くある。たくさんの神仏に手を合わせ交通安全を祈る。

 涼しい日を選んだが、気温も上がり、辛くなる。「田丸城址」が見え出すと元気が出たが過ぎるとがっくり。熱中症に気をつけるため、木陰での休憩と水分補給の回数が多くなる。

 田丸には、古くからの醤油工場があると聞き探し求めたが意外だった。img_3666.jpg}「紀州街道」の碑を見て(ここで、大阪からの伊勢本街道と和歌山からの伊勢街道の合流点)、進むと古い家並みが続く。建て方は伊勢神宮を意識した独特の建て方である。伊勢が近づいた感じがする。

 中学生がテストだと言うことで下校してくる。態度がよくて殆んどの子が挨拶をしてくれる。元気がもらえて嬉しい。

 田んぼの中に東屋の休憩所があったので飛び込み休憩。先客に男性がいたので喋りながら休憩。軽い昼食。
 ゆっくり休憩し、度会橋を渡り、外宮までの約一時間を頑張ることにする。

 30分ほとで「柳の渡し場跡」に到着。文字が殆んど読めない看板があるだけ。
 尾崎行雄の立派な記念館が建てられていた。
 長い「度会橋」を渡り終え、外宮前で昼食。
 室温で身体も冷えて来たので、内宮に向け、出発。
 (最近 義母がなくなったばかりなので、両宮とも参拝を控えた。)
 外宮前は 交通量が多く、歩いて内宮への道は 地図を見てもわかり難い。
 img_3674.jpg気がつくと「皇學館大」を通っているので、遠回りの道を歩いていることがわかったが、木陰もあるのでそのまま歩いて、「猿田彦神社」に寄る。
 もう木陰もなく、グロッキ-気味だったが、「おかげ横丁」が見えてきたので元気が出た。

 かき氷の店に飛び込み一杯いただく。中には 「餡と餅が入っていて上から抹茶をかけたもの』500円。店の中には 3~40人が入り、外で待っている人もいた。


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 内宮の橋は立替で工事中だった
 タクシ-の運転手と立ち話をすると昨日よりましだがすごく暑いと言っていた。(橋下さん・東国原さんら熱い人が集まって全国知事会を開いているからだよと笑いあう)
 
 内宮 4時頃 最初バスで五十鈴川駅へ  近鉄で松阪へ  そしてバスで
 小片野へ。5時頃 車で まず高見峠を そして、橋本へ。


 紀伊半島横断 約180Kmを7日間で歩いた。その内4日間は四国歩きの夏休み(6~8月)を利用して歩いた

 次回からは、今年から始めている「四国遍路一人旅」の様子を書きます。

      



at 09:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ウォ-ク 伊勢街道